最近はちょっとごつごつした日本のかぼちゃがいろんなスーパーで並ぶようになって、煮物好きにとっては大変うれしい状況です。
ところで、郷里宮崎には『日向かぼちゃ(黒皮かぼちゃ)』というものがあり、皮は黒っぽい緑色で表面は普通のかぼちゃよりも、ある意味ダイナミックにボコボコごつごつしている。しかし、中身はしっかりした味と甘みがあり、長く煮ても煮くずれしにくいというかぼちゃです。(宮崎出身の女性はまるでこの日向かぼちゃのようだ、と言われる。)
私が高校生の頃、この日向かぼちゃを鉛筆デッサンし続けたという時期があり、未だにかぼちゃを見るとアー美味しそうと思うと同時に、アー描きたいとも思ってしまいます。
さて、今日のモデルさんは日本のかぼちゃ。
丸いままを描いてもいいのだけれど、今回はくし形に切って、お一人おひとりの前に鎮座しておりました。これが実に難しい。鉛筆で最初にデッサンをして、そこから色付けでしたが、いやいやなかなか形がきまらない。

くし形で中身が少しえぐれている形は、見えている形の通りに描いてみても、なんかアワナイ。ズレている。なんでかチガウ。。。本当に私たちの目は見えているようで、見えていないというか、思い込みがじゃまするというか。それが良い時もあれば、そうでない時もあり。

しかし、最終的には、それぞれの方がそれぞれの美味しそうなかぼちゃを描き上げておられました。描きながらかぼちゃをジッと見つめていると、「このワタの糸が描きたい」とか「薄くちょっと見える皮の部分をどうしても描きあらわしたい」とかいう、非常に細かい部分を描きたい欲求が生まれた方もおられまして、ディテール好きの私としても、なんとも嬉しいレッスン日でした。

