美大を目指した人なら一度は描く石膏像たち。私も例に漏れず描いたアグリッパ、ミロのヴィーナス、ブルータス、モリエール、アリアドネ、マルス、ゲオルギオス、、、うわー止まらないと言うほど、まだどんどん未だに出てくる石膏像の名前。散々、明けても暮れても描いた石膏像はもう40年近く前の話。まだ日本の実家には、受験生を教えていた名残で、石膏像が何体も佇んでいる。
なぜ、石膏像の話になったかというと、先週いちごを描いた際、面で見る説明を少しさせて頂いたが、じっくりとはしていなかったと反省。そのため、今週は面で見る話。面で見る話をする時に、つい思い出して紹介したのが石膏像の面取り像。なかなか分野外の方々の目に触れることはないかも知れない面取り像だが、実はとても物の形をどのようにとらえるのかを学ぶためには良いモチーフだと思っている。
今回はさすがに面取り像は出せなかったが、円柱をもとに面で描いてみる練習。
最初の予定では、鉛筆デッサンが出来たら、その上からアクリル絵の具で塗ってもらおう、と考えていたのだが、皆さんのデッサンがあまりに上手く描けており、その上から絵具で塗ってくださいというのが非常に忍びなく、別紙にアクリル絵の具で描いてもらった。
どうですか、素晴らしいでしょう?本当によく描けている。


